
帰省先でじいじばあばが甘やかす問題。怒る前に知ってほしいこと
2026-08-08
はじめに
お菓子、無限に出てくる。
ジュース、聞く前に注がれてる。
「いいのいいの、夏休みなんだから」で、寝る時間もおもちゃもなんでもOK。
——帰省あるあるですよね。
せっかく家で頑張って続けてきたルールが、数日で総崩れ。「やめてって言ってるのに!」とモヤモヤして、帰省のたびに空気が悪くなる。
お盆を前に、今日はこの「祖父母の甘やかし問題」との付き合い方の話です。
まず知ってほしいこと:数日の甘やかしで、子どもは崩れません
先に安心材料からお伝えします。
帰省の数日間、お菓子が増えてルールがゆるんでも、子どもの育ちの土台は崩れません。
子どもは意外と賢くて、「ばあばの家はスペシャル」「おうちはいつも通り」と、場所ごとのルールを区別できます。保育園と家でルールが違っても子どもが混乱しないのと同じです。
帰宅後、数日は「ばあばの家では〜」とごねるかもしれませんが、家のルールに戻せば1週間ほどで元通りになります。
つまり、総崩れに見えるのは「一時的なスペシャル期間」。ここで親子バトルや親世代とのケンカをするコストのほうが、実は高くつきます。
祖父母の甘やかしは「愛情の仕事」でもある
もうひとつ、見方が変わる話を。
祖父母の役割は、親の役割と違います。親は「枠を作る人」、祖父母は「無条件にかわいがる人」。
実は、親以外に「何をしても受け入れてくれる大人」がいる経験は、子どもの安心の土台を厚くしてくれます。甘やかしは、祖父母なりの愛情の仕事なんです。
だから目標は「甘やかしをやめさせる」ではなく、**「譲れない一線だけ守ってもらう」**に切り替えるのがおすすめです。
譲れない一線の伝え方
とはいえ、何でもOKでは困ります。伝えるコツは3つ。
1. お願いは「1つか2つ」に絞る
あれもこれも言うと、全部聞き流されます。「アレルギーのあるものだけは確認してほしい」「車ではチャイルドシートだけは絶対」など、健康と安全に関わることだけに絞って伝えます。
2. 「ダメ」ではなく「理由+お願い」で
「お菓子あげないで」ではなく、「夕飯を食べなくなっちゃうから、5時以降だけはなしにしてもらえると助かります」。理由があると、祖父母世代も受け取りやすくなります。
3. 子ども本人にもひとこと
「ばあばの家はスペシャルだよ。おうちに帰ったらいつも通りね」と、行く前に子どもに宣言しておく。これだけで帰宅後の切り替えがずっとスムーズになります。
それでも聞いてもらえない時は
伝え方を工夫しても、スルーされることはあります。特に義理の実家だと、直接は言いにくいですよね。
その場合の鉄則は、実子から伝えてもらうことです。
義実家へのお願いは夫から、実家へのお願いは自分から。同じ内容でも、実の子どもから言われるのとお嫁さん・お婿さんから言われるのとでは、受け取られ方がまったく違います。帰省前に夫婦で「これだけは言っておいてね」とすり合わせておくのがおすすめです。
それでも変わらない時は——数日のことと割り切って、帰宅後にリセットする方に力を使いましょう。変えられない相手を変えようとするより、帰ってから戻すほうが確実で、心も消耗しません。
おわりに
じいじばあばに甘やかされた記憶は、大人になっても残る宝物です(自分の子ども時代を思い出しても、そうじゃないでしょうか)。
守るのは健康と安全の一線だけ。あとの数日は、スペシャル期間として目をつぶる。
そのほうが、親も、子も、じいじばあばも、いいお盆になります。
今日も、おつかれさまでした。
めろん|保育士資格・保育士経験10年以上。5歳・6歳の娘を育てるママ。保育士の視点と母の視点から、子育てが少しラクになる話を書いています。
X(Twitter)→ @happycherish809