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めろん|保育士ママの子育ての話

保育士経験10年以上・5歳6歳娘のママ

「また怒りすぎた」と、寝顔に謝った夜に読む話
#しつけ#叱り方#ママの心#保育士

「また怒りすぎた」と、寝顔に謝った夜に読む話

2026-07-17

はじめに

「なんであんな言い方しちゃったんだろう」

寝顔を見ながら、心の中で謝る。

「明日は怒らないようにしよう」と決めたのに、次の日もまた同じことで声を荒げてしまう。

——そんな夜、ありませんか。

今日は、しつけ・叱り方のお話を始める前に、どうしても先に伝えたいことがあって、この記事を書いています。

叱り方のテクニックの前に、まず、怒ってしまうあなた自身の話です。


「叱る」と「怒る」は、違うと言うけれど

子育ての本にはよく、こう書いてあります。

「叱るのは子どものため、怒るのは自分のため。怒らずに叱りましょう」

正論です。正論なんですが——私はこの言葉、あまり好きではありません。

だって、毎日いっぱいいっぱいの中で、「怒り」と「叱り」をきれいに分けられる人なんて、ほとんどいないからです。

保育士として10年以上働いてきた私でも、わが子相手だと、感情が先に出る日があります。プロとして何百人の子どもに関わってきても、です。

よその子には冷静になれるのに、わが子には怒ってしまう。それは愛情が足りないからではなくて、近い存在だからこそ、感情がまっすぐぶつかるんです。


怒ってしまった日に、自分を責めなくていい理由

ひとつ、知っておいてほしいことがあります。

子どもにとって大事なのは、「一度も怒られないこと」ではありません。

**「怒られたあと、ちゃんと関係が元に戻ること」**です。

親が怒る → 気まずい時間がある → でも、ごはんを一緒に食べて、お風呂に入って、いつもどおりの夜になる。

この「ちゃんと元に戻る」という経験を繰り返すことで、子どもは「多少ぶつかっても、この関係は壊れない」という安心感を学びます。

心理学ではこれを「関係の修復」と呼びますが、難しい話は抜きにしても——

怒ってしまった日があっても、そのあとの「いつもどおり」があれば、大丈夫なんです。


それでも苦しい夜のための、3つの小さなこと

とはいえ、自己嫌悪の夜はしんどいですよね。そんなときのために、3つだけ。

1. 「怒りすぎた」と気づけている時点で、大丈夫

本当に危ないのは、怒りすぎに気づかなくなることです。寝顔に謝っているあなたは、ちゃんと子どもの心を見ています。

2. 謝りたくなったら、翌朝、言葉で伝えていい

「昨日は言いすぎたね、ごめんね」——親が謝る姿は、子どもにとって「間違えたら謝ればいい」という何よりのお手本になります。しつけの絵本を10冊読むより、伝わります。

3. 怒る回数を数えない

「今日も3回怒っちゃった」と数えはじめると、苦しくなる一方です。数えるなら、笑い合えた回数のほうを。


怒りが爆発しそうな「その瞬間」にできること

夜の話をしてきましたが、最後に「今まさに怒りが噴き出しそう」という瞬間の話も。

怒りのピークは、実は長く続きません。よく言われるのは6秒。この数秒をやり過ごせるかどうかで、その後の展開が変わります。

私が使っているのは、(安全を確保したうえで)その場を離れることです。台所に立つ、窓を開ける、トイレに行く——物理的に一歩動くだけで、怒鳴る直前の呼吸が一度リセットされます。

それから、可能なら「ママ、今怒りそうだから、ちょっと深呼吸するね」と実況してしまうのもおすすめです。変な話に聞こえますが、これは子どもに「感情は爆発させる前に、自分で扱えるもの」という見本を見せていることになります。怒りを我慢する姿より、怒りを整える姿のほうが、ずっと教育的なんです。

それでも爆発する日はあります。その時は、この記事の最初に戻ってください。関係は、修復できます。


おわりに

明日からこのシリーズでは、「伝わる叱り方」の具体的な話をしていきます。

でも、テクニックはあくまでテクニック。

その前提として、怒ってしまう日があるあなたは、ダメな親ではありません。毎日ぶつかるくらい、真剣に向き合っている親です。

今夜、寝顔に謝ったなら、それで十分。

明日、いつもどおりの朝を迎えてあげてください。

今日も、おつかれさまでした。

めろん

めろん

保育士資格・保育士経験10年以上。5歳・6歳の娘を育てるママ。 保育士の視点と母の視点から、子育てが少しラクになる話を書いています。

X → @happycherish809
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