
きょうだい喧嘩、止めに入るより大事なこと
2026-06-18
はじめに
朝ごはんの前から喧嘩。帰ってきたら喧嘩。寝る前も喧嘩。
「いい加減にして!」と怒鳴ってしまう日もありますよね。私もあります。
きょうだい喧嘩は、親にとって本当に消耗します。でも、保育士として長年子どもたちを見てきてわかったことがあります。
きょうだい喧嘩は、社会性を育てる最高の練習場です。
止めるより、うまく関わることのほうが大事です。
喧嘩を「すぐ止める」がよくない理由
親が喧嘩をすぐ止めると、子どもたちは大事なことを学べなくなります。
- 自分の気持ちを言葉で伝える
- 相手の気持ちを考える
- 折り合いをつける
- 我慢する・譲る
これらは、喧嘩を通してしか身につかないスキルです。
喧嘩を全部大人が解決してあげると、「困ったら誰かに解決してもらえばいい」という子になってしまうことがあります。
親が介入すべきとき・しなくていいとき
介入が必要なとき
- 叩く・噛む・物を投げるなど、身体的な危険がある
- どちらかが一方的にやられ続けている
- 泣き声が本当に苦しそう
見守っていいとき
- 言い合いになっている(言葉の喧嘩)
- おもちゃの取り合いが始まった
- どちらも対等に言い返している
「危なくない」「対等にやりあっている」なら、少し待ってみてください。
介入するときのポイント
どちらの味方にもならない
「○○ちゃんが悪い」と決めるのは禁物です。
どちらも「自分は正しい」と思っています。片方だけ叱ると、叱られた子の恨みが残ります。
両方の気持ちを聞く
「〇〇ちゃんはどうしたかったの?」「△△くんはどんな気持ちだった?」
両方に聞くことで、子どもたちは「自分の気持ちを聞いてもらった」と感じます。
解決策は子どもに考えさせる
「どうしたらよかったと思う?」と聞いてみてください。
大人が答えを出すより、自分たちで考えた解決策のほうが子どもは守ります。
「仲良くしなさい」は言わなくていい
きょうだいだから仲良くしなければいけない、という決まりはありません。
好きなものも違う、性格も違う。気が合わない日もある。
「仲良くしなさい」より「どうすればよかった?」のほうが、ずっと大事な問いかけです。
うちの場合
うちの娘ふたりも毎日のように喧嘩します。
私が気をつけているのは、「どちらの言い分も一度聞く」こと。それだけです。
両方に「うんうん、そうか」と言った後、「じゃあどうする?」と聞くと、意外と子どもたち同士で決めます。
全部うまくいくわけじゃないけど、「親が聞いてくれた」という安心感が、その後の関係をやわらかくします。
おわりに
きょうだい喧嘩は、親への試練でもありますが、子どもへのギフトでもあります。
家の中に「いつでも喧嘩できる相手がいる」ということは、実はとても恵まれた環境です。
今日の喧嘩が、将来「自分の気持ちを伝えられる力」につながっています。
めろん|保育士資格・保育士経験10年以上。5歳・6歳の娘を育てるママ。保育士の視点と母の視点から、子育てが少しラクになる話を書いています。
X(Twitter)→ @happycherish809