
床に転がって泣き叫ぶわが子に、保育士ママがやっていること
2026-06-17
はじめに
スーパーの床に倒れ込んで、大泣き。
「早く立ちなさい」と言っても泣き止まない。抱き上げようとしたら全力で拒否。周りの目が気になって、こっちまで泣きたくなる。
癇癪(かんしゃく)の時間って、本当につらいですよね。
保育士として10年以上働いてきた私も、自分の子どもの癇癪には最初は戸惑いました。「知識があるのにうまくできない」というもどかしさまで加わって。
でも、試行錯誤を重ねてわかったことがあります。
癇癪中に「説得」は通じない
癇癪を起こしている子どもの脳は、感情のブレーキが完全に外れた状態です。
「なんで泣いてるの?」「いい加減にして」「恥ずかしいでしょ」
こういった言葉は、火に油を注ぐだけです。
なぜなら、泣いている最中は言葉の意味が入ってこないからです。
説得しようとするほど、子どもも親も消耗します。
癇癪のときにやること、3つ
1. 安全を確保して、嵐が過ぎるのを待つ
まず「危ないものがないか」だけ確認して、あとは待ちます。
スーパーなら、周りから少し離れた場所に移動するだけでOK。「泣き止ませよう」と思わなくていいです。
子どもの癇癪には「ピーク」があります。そのピークを過ぎると、自然と落ち着いてきます。
2. 落ち着いてきたら、気持ちを言葉にしてあげる
「〇〇したかったんだね」 「悔しかったんだね」 「もっと遊びたかったんだね」
泣き止んだ後に、子どもの気持ちを代わりに言葉にしてあげます。
「そうだよ!」という顔をしたら、ぎゅっとしてあげてください。それだけで十分です。
3. 何があったか聞くのは、完全に落ち着いてから
癇癪が終わった直後は「何がいやだったの?」と聞きたくなりますが、もう少し待ちます。
完全に気持ちが戻ってから(15〜30分後)、「さっきはどうしたかったの?」と穏やかに聞くと、子どもも話せることがあります。
親が「反応しない」練習
正直に言います。
癇癪への一番の特効薬は「親が動じない」ことです。
これが一番難しいんですが、子どもは親の反応を見ています。「泣き叫べばなんとかなる」と学習してしまうと、癇癪はどんどん長引きます。
落ち着いて「待てる」ようになると、癇癪の回数も長さも、少しずつ減っていきます。
癇癪が減ってきた、うちの場合
うちの娘たちも、2〜3歳のころは毎日のように癇癪がありました。
私がやったのは「泣き始めたら反応を一段落とす」こと。
「そっかそっか、悔しいね」とだけ言って、あとは待つ。それだけです。
完璧にはできなかった日もたくさんあります。でも、続けているうちに「あ、最近少なくなってきた」と気づく日が来ます。
おわりに
癇癪は、子どもが感情の扱い方を学んでいる最中のサインです。
うまく付き合えない日があってもいいです。親も練習中ですから。
「嵐が過ぎるのを待つ」それだけでも、今日から十分です。
めろん|保育士資格・保育士経験10年以上。5歳・6歳の娘を育てるママ。保育士の視点と母の視点から、子育てが少しラクになる話を書いています。
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