
赤ちゃん返りは「愛情の確認テスト」。保育士ママが教える、上の子への関わり方
2026-06-16
はじめに
下の子が生まれた途端、上の子が赤ちゃんのようになってしまった。
「自分でできてたのに、急に『やって』と言い出した」 「赤ちゃんと同じように抱っこをせがんでくる」 「夜泣きが復活した」
これが赤ちゃん返りです。
「なんで退行してるの…」と困惑するママも多いですよね。でも、保育士として何百組もの親子を見てきた私は、赤ちゃん返りをこう捉えています。
「ママ、私のことまだ好き?」という、愛情の確認テスト。
赤ちゃん返りが起きる理由
子どもにとって、弟や妹の誕生は「突然ライバルが現れた」に近い出来事です。
大好きなママがずっと赤ちゃんのそばにいる。抱っこしてる。授乳してる。泣いたらすぐ来る。
「私のことも見てほしい」「私も赤ちゃんみたいにしてもらえるかな?」
そう思って、無意識に赤ちゃんの行動を真似るのが赤ちゃん返りです。
退化ではなく、愛情を確かめるための行動です。
やってみてほしい3つのこと
1. 赤ちゃんと同じようにしてあげる
「哺乳瓶でミルク飲みたい」「おんぶして」「ねんねしたい」
そう言ってきたら、できる範囲でやってあげてください。
「もう大きいんだから」と言いたくなる気持ちはわかります。でも、求めているうちに応えてあげることが、一番早く落ち着く方法です。
満足すると、子どもは自分から「やっぱりいい」と戻っていきます。
2. 「お姉ちゃん(お兄ちゃん)だから」は封印する
赤ちゃん返り中の子に一番刺さる言葉が「お姉ちゃんなんだから」です。
上の子は、望んでお姉ちゃんになったわけではありません。生まれたらそうなっていた、というだけです。
「大きいんだからがまんして」は、子どもにとって「あなたより赤ちゃんが大事」と聞こえます。
代わりに「〇〇ちゃんがいてくれて助かるよ」「〇〇ちゃんのこと大好きだよ」という言葉を使ってみてください。
3. 上の子だけの時間を作る
1日5分でいいです。下の子が寝ている間、上の子だけと向き合う時間を作ってください。
「今日は〇〇ちゃんだけとの時間ね」と伝えるだけで、子どもの表情が変わります。
一緒に絵本を読む、ただ隣に座る、それだけでも十分です。
保育士として見てきたこと
保育園では、弟や妹が生まれた時期に入園してくる子が多いです。
最初はぐずりが多かったり、おもらしが増えたりします。でも、先生に「大好きだよ」と繰り返し伝えてもらう中で、少しずつ落ち着いていきます。
家でも同じです。求めているうちに、たっぷり応えてあげてください。
おわりに
赤ちゃん返りは、上の子からの「ねえ、私のこと見て」というメッセージです。
うまく対応できない日もあります。それでも、この時期を一緒に乗り越えることが、上の子との信頼をより深くします。
「この子は、ちゃんと私に求めてくれている」そう思うと、少し気が楽になりませんか。
めろん|保育士資格・保育士経験10年以上。5歳・6歳の娘を育てるママ。保育士の視点と母の視点から、子育てが少しラクになる話を書いています。
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