
保育士ママが教える、イヤイヤ期がラクになった3つの声かけ
2026-06-12
はじめに
「また始まった…」
着替えイヤ、ご飯イヤ、お風呂イヤ、チャイルドシートイヤ。
イヤイヤ期のピーク、毎日のようにそう思っていた時期があります。
私は保育士として10年以上、たくさんの子どもたちと関わってきました。でも、自分の子どものイヤイヤには、正直、保育士の知識が全然使えなくて(笑)。
「なんでわかってるのにできないんだろう」って、何度もトイレで泣きました。
でも試行錯誤の中で、保育士の経験と子育ての現場、両方から学んだ声かけが少しずつ効くようになってきました。
今日はその中でも、特に「これは使える!」と実感した3つをご紹介します。
そもそも、なぜイヤイヤ期があるのか
声かけの前に、少しだけ。
イヤイヤ期(1歳半〜3歳頃)は、「自分でやりたい!」「自分で決めたい!」という自我が育ってきた証拠です。
発達的にはとても健全なサイン。保育士として何人もの子を見てきた私が断言できます。「うちの子、大丈夫かな」は全然心配しなくていいです。
ただ、自我は育っているのに言葉がまだ追いついていない。だから泣いたり、暴れたり、ひっくり返ったりして表現するしかない。
そう思うと、少しだけ気持ちが楽になりませんか?
3つの声かけ
1. 「どっちにする?」で選ばせる
❌ 「早く着替えて!」 ⭕ 「赤いシャツとボーダー、どっちにする?」
イヤイヤ期の子どもは**「自分で決めたい」**という気持ちが強くあります。
「着替える・着替えない」の選択肢にしてしまうと絶対に「着替えない」を選びます(笑)。でもどちらを選んでも大人が望む結果になる選択肢を出すと、子どもは「自分で決めた」満足感を持ちながら行動してくれます。
保育士の現場でもよく使う手です。「どっちの靴履く?」「給食、お魚から食べる?お野菜から食べる?」こんな感じで。
ポイントは選択肢は必ず2つまでにすること。3つ以上になると迷ってしまって逆効果です。
2. 「〇〇したいんだね」と気持ちを代わりに言ってあげる
❌ 「なんで泣くの!」 ⭕ 「まだ遊びたかったんだね」
イヤイヤ期の子どもは、自分の気持ちをうまく言葉にできません。
泣いてひっくり返っているとき、その子の中には「まだ遊びたかった」「思ったのと違った」「悔しい」など、ちゃんとした感情があります。でもそれを言葉にする力がまだない。
そこで親や保育士が「今こういう気持ちだよね」と代わりに言語化してあげると、子どもは「そう!それ!」という気持ちになり、気持ちが落ち着きやすくなります。
「わかったからもう泣かないで」ではなく、「わかるよ、悔しかったね」。
この一言で、嵐が3分早く終わることがあります(体感)。
3. 「〇〇してから、△△しようね」と先の見通しを教える
❌ 「もう帰るよ!」 ⭕ 「あと1回滑り台したら帰ろうか。帰ったらおやつあるよ」
子どもは先の見通しが持てないと不安になります。
大人も同じで、「急に会議中止」と言われると混乱しますよね。子どもにとって「急に遊び終了」は毎回そういう感覚なんです。
「あと〇回」「〇〇したら〇〇」と終わりと次の楽しみをセットで伝えると、子どもは気持ちの整理ができます。
保育園でも、「お片付けしてからお外行こうね」「ごはんたべたらデザートあるよ」という声かけは日常的に使います。先の見通しを持たせることで、子どもは安心して今の行動を切り替えられるんです。
まとめ
3つの声かけ、おさらいです。
| 場面 | 声かけ | |------|------| | 行動に移ってほしいとき | 「どっちにする?」で選ばせる | | 泣いて暴れているとき | 「〇〇したかったんだね」と代弁する | | 切り替えが必要なとき | 「〇〇してから△△しようね」と見通しを伝える |
どれも難しいテクニックじゃないです。でも、やってみると「あ、効いた」と感じる瞬間があります。
おわりに
声かけを変えても、最初はうまくいかないこともあります。というか私も最初は全然うまくいかなかったです(笑)。
でも、うまくいかなかったとき、「さっきはうまく言えなかったね」って子どもに言える親でいられたら、それだけで十分だと思っています。
完璧な声かけより、修復できる関係のほうが大事だから。
少しでも参考になれば嬉しいです。
めろん|保育士資格・保育士経験10年以上。5歳・6歳の娘を育てるママ。保育士の視点と母の視点から、子育てが少しラクになる話を書いています。
X(Twitter)でも毎日子育てのことをつぶやいています→ @happycherish809